市販の妊娠検査薬を使って、フライング検査をする女性も少なくありません。


そこで、妊娠検査薬のしくみや、正しく判定できる時期など
について、お話したいと思います。
 

妊娠検査薬の判定基準

 
まず、市販の妊娠検査薬のしくみを理解することから始めましょう。



女性は妊娠すると、胎盤の一部からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
という女性ホルモンが分泌されます。


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これは、妊娠を維持するために必要なホルモンで、
受精卵が着床すると日に日に分泌量が増えていきます。

 


市販の妊娠検査薬は、尿中のhCG濃度を感知することで、
陽性か陰性かを判定します。


通常の妊娠検査薬の場合は、尿中のhCGホルモンの濃度が
50mIU/mLになると、早期妊娠検査薬なら25mIU/mLになると、
陽性反応が出るしくみになっています。
 

妊娠判定が可能な時期

 
市販の妊娠検査薬の説明書を読むと、生理開始予定日から
1週間を経過してから使用するように注意書きがあります。


これは、尿中のhCGホルモンの濃度が50mIU/mLに達するまでに
かかる時間に、個人差があることも関係しています。


 

hCGホルモンは、妊娠週数が進むにつれて増加していきます。


妊娠3週なら20~50mIU/mL、4週なら50~200mIU/mL、
5週なら200~1000mIU/mLまで分泌量が増えます。
 


さらに個人差があることを考慮して、生理予定日の1週間後以降を、
正しく判定するための基準としているのです。

 

生理予定当日は陰性・陽性のどちらになるのか

 
生理が開始した日から14日前後で排卵し受精した場合、
21日目には着床するのが一般的です。


着床した時点で妊娠3週に入っており、hCGホルモンが分泌を始めます。


 

前章で説明した通り、妊娠4週にはhCGホルモンの濃度が
50mIU/mLを超えている可能性があるので、生理予定日に
妊娠検査薬を試してみようと思う女性も少なくありません。


ですが、生理予定日に妊娠検査薬を使用し、本当は妊娠していたとしても、
すべての女性に陽性反応が出るわけではありません。

 


それは、女性の身体はデリケートにできており、
ストレスや体調の問題で排卵がずれるのはよくあることですし、
hCGホルモンの分泌量の増え方には個人差があるからです。



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そのため、生理予定日に妊娠検査薬を使って陽性が出るひともいれば、
そのときは陰性だったのに後に陽性に転じるひともいます。

 


また、検査前に大量に水分を摂ってしまうと、尿が薄くなり、
尿中のhCGホルモンの濃度が変わってしまうこともあります。


早めに検査したいなら、尿中のhCGホルモンの濃度が25mIU/mL
でも反応する、早期妊娠検査薬を使って調べてみることをおすすめします。

 

陽性イコール正常妊娠ではない

 
妊娠を心待ちにしていた女性は、陽性反応が出て喜ぶことでしょう。


ですが、妊娠判定が陽性だからといって、正常な妊娠とはいえないので、
確定診断をするためにも、一日も早く病院に行くことをおすすめします。


 

それは、子宮外妊娠や化学流産であっても、妊娠反応は陽性になるからです。


また、不妊治療を行う際に排卵誘発剤を服用した女性の場合、
hCGが尿中に排出されてしまうことがあります。


 

このほかにも、糖尿や蛋白尿、血尿が反応してしまったり、卵巣がんや
絨毛がんの兆候としてhCGが尿中に排出されることもあります。


市販の妊娠検査薬は、あくまでも尿中のhCGホルモンの濃度を
感知しているだけだということを、覚えておくようにしましょう。


 

参照:妊娠超初期症状と生理前の下腹部痛の違いは?

参照:子宮頸管が短い自覚症状と原因は?

 

妊娠検査薬は基礎体温表と並行して使おう

 
赤ちゃんを授かりたいと思っている女性は、生理のたびに
妊娠検査薬を試しているのかもしれません。


中には、毎月フライング検査をしている女性もいそうです。
 


日ごろから基礎体温表をつける習慣を持ち、体温の変化を確認してから、
妊娠検査薬を使う方がよいと思います。