出産し、子宮が元の大きさに戻り、育児が始まっても、
すぐに生理が再開されるわけではありません。

また、生理が再開するまでに、不正出血が起こることもあります。

 

そこで今回は、産後に生理が再開する兆候や、
生理不順と不正出血などについて、お話したいと思います。

 

生理が起こるしくみ

 
まず、生理のしくみについて、おさらいしておきましょう。

健康な身体の女性は、毎月1回、排卵します。


スポンサードリンク




女性の身体は、排卵に合わせて、着床しやすいように子宮内膜を厚くします。

ですが、卵子が受精せず、着床しなかった場合は、子宮内膜が不要になります。


これが剥がれて出血するのが、生理です。
 

産後すぐに生理が始まらない理由

 
出産後、育児を始めてしばらくは、生理はきません。

それは、生まれた赤ちゃんに母乳を与えているうちは、
排卵を抑制するプロラクチンというホルモンが分泌されるからです。

 

また、妊娠によって子宮は大きく広がるわけですが、
それが妊娠前のサイズに戻るまでには時間がかかります。

子宮の回復が万全でないうちは、生理は起こらないようです。

 

特に初産だった場合、産後の疲労や初めての育児のストレスが、
ホルモンバランスの乱れにつながることも多いです。

こうした原因が絡み合って、産後すぐには生理が始まらないのです。

 

ただし、生理がない理由には、排卵が起こっていることに気づかずに
性行為を持ち、次の妊娠をしているからというケースも含まれます。

生理が再開し、母体の回復が確認できるまでは、避妊することをおすすめします。

 

産後に生理が再開する時期の目安

 
2012年5月9日に、山形大学医学部・准教授の藤田愛先生が発表した
「科学研究費補助金研究成果報告書」によると、125名の産婦を対象に、
産後3カ月から18カ月の間で、生理がいつ再開したのかを追跡調査した結果、
産後1年の間に再開したひとが75%に及びました。

 


スポンサードリンク




そして、母乳育児をしているお母さんの方が、
生理の再開が遅いという結果が出たそうです。


これは、産後に生理が再開する時期には、
個人差が大きいことへの表れといえるでしょう。

 

産後に生理が起こる兆候

 
産後に初めて生理が起こる兆候としては、
生理痛のような痛みや食欲の増進があげられます。

また、頭痛や乳房の張り、おりものの増加などの兆候が出るひともいます。


 
ですが、無排卵のまま生理が再開するときには、
前兆となる生理痛などがない場合もあります。

はっきりとした兆候はないので、身体の変化には注意を払った方がよいでしょう。
 

生理の再開と生理不順

 
産後に生理は再開したものの、すぐに周期が安定するひとばかりではありません。


妊娠前の生理周期を参考に、その周期の前後6日以内に生理が
あるようなら、それほど心配する必要はないでしょう。


 
ですが、生理の間隔が近すぎたり、遠すぎたり、再開してから
3カ月以上こない場合は、一度病院を受診してください。

また、出産を機に、生理周期が変動することがあることも、覚えておきましょう。

参照:帝王切開の痛みピーク

参照:子宮口が開かない原因!

 

不正出血にも注意しよう

 
産後に生理が再開し、次の生理予定日までの間に、
不正出血が見られることがあります。

出血量や頻度によっては、病気の兆候である
可能性があるので、注意が必要です。

 

性行為や激しい運動をした後で不正出血が見られたときには、
子宮ポリープや子宮体がん、子宮頸がんかもしれません。

特に、月を追うごとに出血量が増える場合は、すぐに病院で診察を受けましょう。

 

また、少量であっても、不正出血が長く続くようであれば、
病気が隠れている可能性が高いです。

検査の結果、無排卵出血や接触による出血のこともありますが、
調べずに自己判断するのはリスクがあります。

 

出血量や頻度については必ずメモをとり、早めに病院に行きましょう。