妊娠4ヶ月から7ヶ月は妊娠中期と呼ばれ、
お母さんの体調は比較的安定してくる時期です。

 

それでも、時々少量の出血があり、
不安になるお母さんは案外多いです。

そこで、妊娠中期の出血の原因と対処法について、
まとめておきたいと思います。
 

妊娠中期の少量出血の原因とは

 

妊娠中期で少量の出血をする原因は、6つに大別できます。

まず、子宮膣部びらんです。

 

これは、妊娠すると膣の中が充血しやすくなり、
内診などの刺激で出血してしまうというものです。


スポンサードリンク




おりものに血が混ざる程度の少量出血が、一時的に
起こる程度なら、それほど心配はありません。


 
次に、子宮頸管ポリープができたことによる出血です。

子宮の入り口にできた小さなポリープは、自然に
とれてしまうこともあるくらいで、がんになる心配はありません。

 

ですが、内診や性行為の刺激で、少量出血を引き起こすことがあります。
そして、切迫流産と切迫早産です。

流産や早産といっても、切迫がつくときには、
妊娠が維持できている状態を指します。

 

これについては、後述します。
前置胎盤も、出血の原因となります。

妊娠16週には胎盤が完成するのが普通ですが、
本来、子宮上部についているものです。

 

それが子宮の入り口付近に位置してしまい、子宮口を
ふさいでいるような状態のことを、前置胎盤といいます。

前置胎盤になると出血しやすいだけでなく、痛みがないまま
大量出血し、妊娠が継続できなくなることもあります。
子宮頸管無力症も、まれに不正出血を伴います。

 

通常、出産までは子宮口は閉じているものですが、
早い時期から開いてしまう状態を、子宮頸管無力症といいます。

そのまま放置すると、流産や早産に移行するので、
子宮口を縛る手術などを受ける必要があります。
そして最後が、常位胎盤早期剥離です。

 

これについても、後述します。

 

切迫流産と切迫早産について

 
妊娠中期の少量出血が、切迫流産や切迫早産の兆候であることも多いです。


切迫流産と診断されても、出血が少なくて、赤ちゃんの心音が
はっきりしているなら、安静にしていればおさまります。


スポンサードリンク




切迫早産は、妊娠22週から37週未満の間に赤ちゃんが
生まれそうになる状態をいいますが、定期的なお腹の張りや
痛みとともに出血があるときには、すぐに処置が必要です。

 

自己判断せずに、病院を受診しましょう。

 

常位胎盤早期剥離について

 
胎盤は、赤ちゃんを出産して15~30分たつと、
後産としてはがれて出てくるものです。

常位胎盤早期剥離とは、何らかの原因で、お腹に赤ちゃんが
いるうちに、胎盤がはがれてしまうことをいいます。

 

お腹の赤ちゃんは胎盤を通して、お母さんから酸素や栄養を
もらっているので、胎盤がはがれてしまうと、危険にさらされることになります。


出血量が少なく、自覚症状が乏しい病気なので、
定期的な妊婦健診を受けて、経過観察することが大切です。
 

少量出血があったときには

 
もし、少量の出血が認められたときは、まず色と量を確認してください。


おりものに血が混じる程度で、妊婦健診で内診をしたり、男女愛の後
だった場合は、それほど心配する必要はありません。

 

ただし、ナプキンに血がつくような出血や、お腹の張り・痛みを伴う場合は、
まず病院に電話をして、指示を仰いだ方が無難です。

 
また、妊娠中期で出血があったときに、
お医者さまに安静を言い渡されることがあります。

自宅安静を言い渡されたら、トイレ以外は動かないようにして、
ずっと横になっていましょう。

 

場合によっては、入院安静を言い渡されることもあります。

お腹の赤ちゃんを守るためですから、お医者さまの指示にしたがってください。

 
妊娠中期は安定期ということもあり、動きすぎてしまうお母さんが少なくありません。
家事や仕事でも無理はせず、心穏やかに過ごしましょう。