妊娠は、受精卵が子宮に着床することで成立します。
その際、ひとによっては着床痛を感じることがあります。
そこで今回は、着床痛について、紹介したいと思います。

 

着床痛とは何か

 
精子と卵子は卵管で受精し、細胞分裂をくり返しながら、
時間をかけてゆっくりと子宮に移動します。

受精からおよそ6日後、移動していた受精卵は子宮に到達し、
子宮内膜に取り付きます。


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これを、着床といいます。
 

着床痛は、受精卵が子宮に着床したときに下腹部に感じる痛みのことをいうのです。
 

着床痛はどんなふうに痛むのか

 
着床痛は、医学的に解明されているわけではありません。

ですが、過去に着床痛を経験したお母さんの声をまとめてみると、
「チクチクした感じの痛み」「キューっと締め付けられたような痛み」
「突っ張るような痛み」「つんとした痛み」といった声があがっているので、
感じるひとは多いようです。

 

着床痛を感じる時期・期間

 
受精は、女性の月経周期によって異なりますので、
着床痛を感じる時期や期間にも個人差があります。

大抵の場合は、生理予定日の1週間前から少し前という期間に、
痛みを感じる女性が多いようです。

 

これは、排卵日が生理予定日から14日前くらいなこと、
排卵後に受精して着床するまでに10日前後かかるのが
一般的なことが、根拠となっています。

着床痛は、
「夜はチクチクした痛みを感じていたけれど、一晩寝たら治まった」

 

というひともいれば、受精卵が着床して起きた出血が続く間、
ずっと痛みを感じるひともいます。
 

着床痛を感じる場所

 
着床痛を感じる場所も、個人差が大きいようです。

「下腹部が痛くなった」「足の付け根あたりが痛くなった」など、
着床痛を感じる場所は様々です。


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また、妊娠9週までの赤ちゃんは胎芽と呼ばれるのですが、
これが着床後に子宮の中で大きくなろうとするときにも、
チクチクあるいはズキズキした鈍痛を感じることがあるのです。

 

さらに妊娠すると、骨盤の関節を緩める作用がある、
リラキシンというホルモンが分泌されるため、腰痛が起こることもあります。

こうした痛みを、着床痛にように感じるお母さんも少なくありません。
 

生理痛と間違えるひともいる

 
生理痛は、妊娠しなかったことで不要になった子宮内膜がはがれ、
排出するために子宮収縮することで起こる痛みです。

女性の中には、生理の1週間前くらいになると、頭痛やイライラ、
下腹部の張りなどの症状が出る「月経前症候群(PMS)」に悩まされるひとがいます。

 

着床痛が起こるのは排卵日から10日前後、つまり生理予定日の
1週間前くらいにあたる女性が多いのです。

そのため、日頃から月経前症候群の女性は、着床痛を生理痛の
一環と捉えることがあり、妊娠に気づかず、薬を服用するひともいるそうです。


 
もし、月経前症候群という自覚があり、妊娠を望んでいるのなら、
普段から基礎体温をつけておくことをおすすめします。

基礎体温をつけていると、体温の変動と痛みがいつもとどう違うのかを、
客観視できるようになります。

 

着床痛である可能性が高いと思ったら、
妊娠検査薬を使って調べてみるのも、よいかもしれません。

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着床痛以外にも痛む原因がある

 
着床痛を感じる時期は、妊娠超初期といわれます。

この時期は、妊娠により急激にホルモンバランスが変わり、
これまでとは違う痛みを感じることがあります。


 
例えば、妊娠を継続させる働きをするhCGホルモンが分泌され、
刺激された卵巣に痛みを感じたり、突っ張るような感覚を覚えることもあります。

また、子宮に着床した胎芽が成長しようとすることで子宮自体が
痛んだり、お腹に腹水が溜まることもあります。

 

こうした生理的な変化が、下腹部痛となって表れることがあるのです。

そうした知識を持って、妊娠を待ちましょう。