子宮筋腫とは、子宮内にある平滑筋という筋肉の成分から発症し、
エストロゲンという女性ホルモンの働きによって大きくなる、
良性腫瘍のことをいいます。

 

30歳以上の女性の20~30%に発症するといわれており、
命に別状がある病気ではありませんが、できた場所やタイプ、
進行具合によって、生活に支障が出るほどの症状を伴うことがあります。


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そこで今回は、子宮筋腫の成長や変化について、まとめてみたいと思います。

 

子宮筋腫の平均的な大きさ

 
子宮筋腫の平均的な大きさは、7cm程度といわれています。


小さな子宮筋腫であれば豆粒大、
大きくなると乳幼児の頭ほどになることもあります。

 

病院で子宮筋腫の診断を受けたときには、大人のこぶし大にあたる
10cm以上になった時点で、手術で摘出することを勧められることが多いです。

子宮筋腫は発見されたときには小さくても、成長して大きく変化
していくことが多いので、経過観察をするのが基本です。

 

子宮筋腫が大きくなるスピード

 
子宮筋腫は、エストロゲンという女性モルモンの影響を受けて、
だんだん大きくなっていくものです。

ですが、エストロゲンの分泌量には個人差があり、数年たっても
大きさが変わらない女性もいれば、急激に大きくなるひともいます。

 

平均的なスピードが、はかりにくいようです。
 

子宮筋腫の重さと変化

 
子宮筋腫は、タイプによって大きさも重さも変わります。


「漿膜下筋腫」の場合は、自覚症状に乏しいため、
発見されたときには、すでに大きくなっていることが多いです。

 

子宮は通常、大きさは4cm、重さは60g程度ですが、
子宮筋腫が発見されたときには、1~2kgの重さになっていることがあります。

 


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「筋層内筋腫」は、子宮筋腫の中で最もできやすいとされており、
子宮の筋層に腫瘍ができます。

腫瘍が大きくなるにちれて、子宮内膜を引きのばしていき、
大きくなると下腹部にしこりがあるように感じる女性が多いようです。

 
「粘膜下筋腫」は、子宮の粘膜の中で成長するタイプなので、
子宮内腔の大きさが限られていることから、
「漿膜下筋腫」や「筋層内筋腫」ほど、大きくなることはありません。


子宮筋腫が変化する過程で、月経量や不正出血、
動機や息切れなど、体調の変化が必ず現れます。

 

そうした兆候を感じたら、早めに婦人科を受診するようにしましょう。

 

子宮筋腫が大きくなっているときの症状

 
子宮筋腫が大きくなってくると、お腹がぽっこり出たように感じる、
月経量が増える、生理痛がひどくなる、生理不順になるなどの症状が出ます。

とはいえ、子宮筋腫の大きさやその成長のスピードには個人差があり、
ひとによっては一気に大きくなることもあるので、
症状だけでは判断がつかないことが多いのです。

 

子宮筋腫が10cm以上になると、妊娠や出産の妨げになり、
子宮全摘手術を勧められることもあります。

良性腫瘍だからといって、病院に行くことを先延ばしにすると、
後悔することになりかねないのです。

 

子宮筋腫の治療法

 
子宮筋腫の治療には、「薬物療法」と「手術」の2種類があります。


「薬物療法」とは、Gn-RH製剤と呼ばれる薬を使って、
一時的にエストロゲンの分泌を停止します。

投与の方法としては、月に1回注射をしたり、
点鼻薬を1日に2~3回噴霧する方法があります。

 

これにより、人工的に閉経状態をつくり、筋腫を縮小させるのです。

ただし、副作用として更年期障害の症状が現れたり、
骨粗しょう症にかかるリスクが増しますし、
治療停止後に子宮筋腫が再び大きくなることがほとんどです。

 

「手術」の場合は、筋腫のみを摘出し、
子宮を残す方法と、子宮を全適する方法があります。

年齢や妊娠の希望があるかどうか、筋腫の状態、
症状などを検討し、治療法を選択してください。