妊娠5ヶ月は妊娠16週から19週にあたり、妊娠中期に入ります。

安定期に入ることから、流産の可能性も低くなる時期ではあります。

 

ですが、残念ながら妊娠5ヶ月に入っても、流産してしまう妊婦さんもいます。
今回は、その原因や確率、処置の方法などについて、まとめておきたいと思います。

 


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妊娠5ヶ月での流産の確率

そもそも流産とは、妊娠22週未満の段階で、妊娠が継続
できなくなることをいい、全妊婦さんの10~15%は、
流産を経験するというデータがあります。

妊娠11週までの流産を「初期流産」といい、その原因の大半は
染色体異常など、胎児に原因があるものとされています。

 

妊娠12週から22週未満の流産は「後期流産」といわれます。

妊娠5ヶ月での流産も、「後期流産」に分類されます。

 

「後期流産」の発症率は全妊婦さんの約1.6%で、
妊娠初期に比べると低くなります。

 

妊娠5ヶ月での流産の原因と理由


 
妊娠5ヶ月での「後期流産」の場合、
その原因のほとんどが母体にあるといわれています。

まず、子宮筋腫です。

 

妊娠によってエストロゲンの分泌が増え、
子宮筋腫が大きくなることがあります。

それが血管を圧迫したり、血流を阻害することで、
胎盤の栄養不足が起きたり、子宮収縮を引き起こすことが、
流産につながるのです。

 

そして、妊婦さんの中には、先天的に子宮の形に
異常がある子宮奇形のひとがいます。

子宮の形状に問題があることで血流障害が起き、
胎児の発育が妨げられたり、子宮筋が伸びずに、
子宮の広さが足りなくなることで、妊娠の継続が難しくなるのです。

 

また、子宮頸管無力症といい、胎児の成長とともに
子宮頸管が開いてしまうことで、流産してしまう妊婦さんもいます。

また、お腹の赤ちゃんを包んでいう絨毛膜や羊膜が細菌に感染して
炎症を起こしてしまう、絨毛膜羊膜炎が原因となることもあります。


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さらに、妊婦さんが過度なストレスを感じたり、激しい運動を
することが、流産の理由になることもあります。

安定期に入ったからといって無理はせず、お腹の赤ちゃんを
守るためにも、自分を大事にする必要があるのです。

 

妊娠5ヶ月の流産の兆候

 

妊娠5ヶ月での流産には、いくつか兆候があります。

痛みはなくても出血がある、周期的にお腹の張りを感じる、
お腹が痛い、いつもよりおりものが多い、かゆみがあるなどの
症状が出たときには、すぐに病院で診察を受けましょう。

 

「切迫流産」という状況で見つかれば、
その後も妊娠の継続ができる可能性が高いです。

子宮収縮が起こっている場合はお腹の張り止めを投与してもらったり、
子宮口が開いているのなら、子宮頸管を縛る手術を受ければ、
流産を止められることが多いのです。

 

異常を感じたら、家事も仕事も休み、
とにかく安静にするように心がけましょう。

 

妊娠5ヶ月で流産する場合の処置


 
妊娠5ヶ月での流産には、出血やお腹の痛みなどの兆候がある場合と、
自覚症状がないまま妊婦健診などで見つかるケースがあります。

進行流産であっても、稽留流産であっても、お腹の赤ちゃんや
胎盤を取り除き、子宮内をきれいにする処置をする、
子宮内用除去術という手術を受けることになります。

 

手術は人工中絶手術と同じで、局部麻酔か全身麻酔を用いますが、
10分程度で終了します。

完全流産で、お腹の中に何もないことが確認されれば、
手術を受けずに、抗菌薬と子宮収縮薬の服用だけで済むこともあります。

 

いずれにせよ、処置が終わった後は、
1~2週間は安静に過ごすのが基本です。

稽留流産の場合は、母体が赤ちゃんを育める状態に戻るまで、
数カ月が必要とされていることから、次の妊娠は半年くらい待つ方がよいでしょう。