妊娠3ヶ月になると、健診で心音が確認でき、
つわりも重くなるなど、体の変化を実感できるようになります。

 

この時期は、実は流産のリスクが最も高いときでもあるので、
自分の体の変化を注視する必要があります。


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そこで今回は、妊娠3ヶ月で心配な流産について、
まとめておきたいと思います。

 

■妊娠3ヶ月での流産の原因と確率


 
流産とは、妊娠22週以内に、妊娠が終わってしまうことをいい、
全妊婦さんの10~15%が経験するといわれています。

そして、そのほとんどが妊娠12週以内で起こるそうです。

流産の原因の多くは、赤ちゃんの染色体異常によるもので、
母体に問題があるからではありません。

 

そして、胎児の染色体異常が原因での流産は、
避けることはできないのです。
 

■妊娠3ヶ月での流産の兆候と症状

 

流産にも、さまざまな種類があります。

まず、流産の可能性が高まっている状態を指す「切迫流産」です。
 


出血や腹痛が起こるのがサインで、
全妊婦さんの20~30%が経験するといわれています。

ですが、切迫流産になっても、
流産せずに出産を迎える妊婦さんはたくさんいます。

 

次に、「稽留流産」です。

これは、受精卵や胎児がすでにいないのに、
子宮内に留まっている状態です。

自覚症状がないため、妊婦健診で教えられることが多いようです。

 

そして、「進行流産」です。

これは、子宮口が開いてしまい、流産が始まってしまう状態で、
数分のうちに胎児が流れ出てしまいます。


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流産の兆候と聞くと、出血や激しい腹痛を伴うことを
イメージする女性も多いことでしょう。

ですが、妊娠3ヶ月での流産は、
痛みのないまま進行するケースが多いのです。

 

茶褐色や鮮血の不正出血がある、出血がダラダラ続く、
つわりや胸の張りがなくなる、腰痛・腹痛があった時には、
すぐに病院を受診しましょう。

 

■妊娠3ヶ月での流産と手術


 
残念ながら流産してしまった場合、
処置のための手術が必要になることがあります。

まず、稽留流産です。

稽留流産は、お腹の中ですでに赤ちゃんがなくなっているので、
それを取り出さなければなりません。


 

進行流産の中でも「不全流産」という、子宮内に一部の組織が
残ったままの状態の場合も、処置のための手術が必要です。
流産の手術で行われるのは、子宮内用除去術です。

その方法は、人工妊娠中絶手術と同じです。


 
全身麻酔または局部麻酔を用いて、手術を行います。

手術をするにあたっては、ラミナリアあるいはラミセルを
子宮口に入れ、子宮頸管を広げます。

そして、子宮内の赤ちゃんを、胎盤鉗子を使って取り出します。

 

その後、キュレットという大きな耳かきのような器具で、
お腹に残った組織をきれいに取り出します。

手術自体は、5~10分程度で済み、当日に自宅に戻ることもできます。

 

健康保険が適用になるため、手術費用は3割負担で済み、
費用は2~10万円程度です。
 
手術は辛いと感じるものですが、子宮の中をきれいに
しておかないと、次の妊娠によくない影響が出ます。

また、胎児に問題があった時には流産を防ぐことはできないのです。

 

残念ながら流産を経験しても、また妊娠することは可能です。

ですが、すぐに妊娠をするのは、母体のためにも良くありません。

 

稽留流産後の妊娠は、半年を過ぎてからにしましょう。

 

■流産のリスクを軽減するために


 
流産の原因の大半は、胎児にあるため、
妊婦さんの努力では防ぎきれないのが現実です。

ですが、葉酸とビタミンEを意識して摂取したり、
タバコを控えたり、体を冷やさないことで、リスクを減らすことができます。4

 

万が一、妊娠3ヶ月で流産することがあっても、
自分だけを責める必要はありません。

自分の体に注意を向け、流産の兆候を感じたら、すぐに病院に行きましょう。