帝王切開が終わると、2つの痛みを感じることになります。

1つは、皮膚と筋肉、子宮壁を切開した傷の痛みです。

 

これは、手術当日に麻酔がきれた時から感じ始め、
翌日までは動くのが辛いと思う痛みが続きます。



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その後、痛みは弱まるものの、産後1~2カ月は多少の痛みを
感じる人が多いようです。

 

そしてもう1つが、後陣痛の痛みです。

後陣痛は、出産してお腹の赤ちゃんがいなくなったことで、
子宮が元の大きさに戻ろうとすることで起こります。

 

一般的には、出産後3~4日がピークで、
1カ月を過ぎるころには治まるのが一般的です。

 
帝王切開後の体の回復ですが、開腹手術をしているので、
指示があるまで安静にするのが基本です。

初産婦さんは産後8時間、経産婦さんが産後6時間くらいで、
歩くように促されます。

 

とはいえ、傷と後陣痛の痛みが強いうちは、
無理に動かない方が良いでしょう。


出産翌日からは、傷の癒着を防ぐために、
軽い産褥体操をするように勧められます。

 

貧血や痛みがひどくなければ、体を動かすことをおすすめしますが、
回復のペースは経膣分娩のお母さんよりは遅いです。

 
退院後は、軽い家事や育児をするのは問題ありません。

ただし、体が出産前の状態に戻るのは、産後1カ月を
経過してからなので、食事の支度や洗濯など、
できることから始めて、体調をみてください。

 

授乳があって寝不足なのですから、長時間の立ち仕事や
重いものを持つのは避けましょう。


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また、お風呂に入りたいと思うお母さんも多いと思いますが、
お医者さまの許可が出るまでは、シャワーで我慢してください。

 
1カ月健診を終えて、子宮の収縮にも悪露にも問題がなければ、
日常の生活ペースに戻して構いません。

母乳を続けていれば、体重はかなり戻っていると思いますが、
体調をみながらシェイプアップを始めてもよいでしょう。

 

1カ月健診を終えれば、夫婦生活を再開して構いませんが、
帝王切開での出産後、1年は妊娠を避けるべきなので、
避妊には十分注意をしてください。


生理が再開していなくても、排卵は起こりうることを、
忘れないでください。

 

このころには、傷の痛みもほとんどなくなっているはずです。
帝王切開の痛みを感じる時期は、悪露が続く時期でもあります。

悪露とは、出産直後から1カ月ほど続く出血のことです。


 

これは、出産で剥がれ落ちた子宮内膜の他、胎盤があった場所や
産道の傷跡からの分泌物などで、最初は赤かった出血が、
時間の経過とともに茶褐色になっていきます。

 
経膣分娩の場合、出産後に胎盤が排出されるため、
そこからの悪露が多くなります。

そのため、病院によっては、専用のショーツやナプキンを
購入するように指示することもあるようです。

 

帝王切開の場合、縫合する前に子宮内の残留物を
吸引することもあり、量が少なくなるようです。


とはいえ、子宮壁を切っていますから、体内に残った
傷口から体液の分泌が続いたり、吸引しきれなかった
細かな卵膜などが、悪露として排出されます。

 
出産当日の悪露は、生理とは比較にならないくらい大量です。

血の塊のようなものが混ざることもあり、驚くことがあるかもしれません。

ですが、1週間を過ぎるころには、徐々に少なくなっていきます。

 

また悪露は、血液特有の生臭い匂いがします。


出産後2週目に入ることには、茶褐色だった悪露が
黄色っぽく変わり、匂いも少しずつ弱まります。

 

産後3週目に入ると、悪露は淡いクリーム色になり、
さらに量が減ります。

そして1カ月が経過するころには、悪露が出ても無色で無臭になり、
悪露が終わるお母さんが増えてきます。


 

もし、量が減らないと感じたり、匂いが強いと思ったら、
すぐに病院に相談しましょう。