初めてのお子さんを持ったパパとママは、その可愛らしい
仕草と存在に、たちまち夢中になることでしょう。

新生児が笑みを浮かべたり、喃語を発したりする、
その発達のプロセスに一喜一憂する日も遠くないはずです。


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そこで、新生児の感覚器の中でも、視力と聴力の発達について、
説明しておきたいと思います。
まず、新生児の視力の発達について、お話ししましょう。

 

生まれた直後の新生児でも、瞳孔に光をあてるとすぐに収縮したり、
眼を閉じることができます。

とはいえ、新生児の視力は0.01~0.02程度しかないと
言われていますので、すべてがきちんと見えているわけではありません。

 

その後、生後1カ月を過ぎる頃には、物をじっと見つめる“
注視”ができるようになり、生後2~3カ月になると、
物の動きを追う“追視”もできるようになります。

 

そして生後6カ月になると、視力も0.1程度になり、
人の顔を見分けられるようになります。

 
もし、新生児の視線がおかしいと感じたら、
「斜視」である可能性があります。

新生児は眼を動かす時に使う筋肉や視力が未発達なので、
「仮性内斜視」になりやすく、本物の「斜視」と区別がにしくいそうです。

 

物を見る時に左右の視線の先がずれている、
片方の眼はまっすぐ前の見ているのに、

もう一つは内側あるいは外側を向いているなど、
視線に違和感を感じたら、まず小児科を受診しましょう。


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「仮性内斜視」の場合、赤ちゃんの鼻の付け根を鼻を
高くするイメージでつまみ、眼の内側の白目部分が
見えるかどうかで、判断がつくと言われています。

 

小児科で詳しい検査が必要だと判断されたら、
紹介された眼科を受診します。

「斜視」の場合は、眼だけでなく、全身やMRIなどの
検査が必要になることもあります。

 

新生児のうちに気づいて、早くから治療を始めれば、
治る可能性が高まります。

我が子の目線を定期的にチェックして、気になる時は早目に
お医者さまや、乳児健診で会う保健師さんに相談してみましょう。
次は、新生児の聴覚の発達についてです。

人間の聴覚機能は胎児の時から備わっているので、
生まれたばかりの新生児も耳は聞こえています。

 

そのため、生まれたばかりの新生児でも、大きな音を立てると、
ビックリしたという動作をするのが一般的です。

生後2~3カ月にもなると、自分を呼ぶ人の声やガラガラの
音などに反応し、聞こえた方向に目を向けるようになります。

 

また、聴覚は視覚と関連しながら発達するので、生後1年を
迎える頃までに、音のリズムやパターン、強さなどが
聞き分けられるようになっていきます。

 
耳が聞こえているかどうかは、呼びかけた時に反応するか
どうかで、ある程度把握することができます。

地方自治体によっては、「スクリーニング検査」を行い、
新生児の耳の聞こえが成長かどうかを確かめているようです。

 

音を新生児に聞かせ、脳からの電気的反応を調べる
「自動ABR(自動聴性脳幹反応)」と、耳から音を入れて、
内耳からの反射音を確認する「OAE(耳音響放射)」という、
2つの方法があります。

 

この「スクリーニング検査」は、一度に多くの新生児を検査
するために開発された簡易的なものなので、「要再検」と
言われるケースもあります。

精密検査では、自動ABRを中心に、専門医が精度の高い
装置を使って調べるので、聴覚に問題があるのか、
発達が未熟なのかが判断できます。

 

発達が未熟なために、聴覚の反応がよくないという診断が
下りた場合は、成長と共に聞こえが良くなることが多いですが、
専門医による経過観察が必要です。

 
新生児は自分で快・不快を伝える術を持ちませんので、
視力や聴力の発達は、育てているパパとママの観察力で
確認するしかありません。

何か変だなと思ったら、専門の方に相談するようにしましょう。