いつもとはちょっと違った身体の不調に「妊娠したかな?」と思い、
まずは市販の妊娠検査薬を使ってみるという人は多いと思います。

しかしその際、検査薬の反応が薄く
「これって妊娠している?していない?」と判断に悩むこともあるでしょう。

 


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また受精卵がきちんと子宮に着床しない子宮外妊娠であっても、
適切な時期に妊娠検査薬を使えば、陽性反応が現れてしまうのです。

 

子宮外妊娠の発生確率は、全妊娠の0.5~1.5%程度と
いう比較的低い割合ですが、今回はそんな子宮外妊娠の症状と、
検査薬使用時の注意点についてまとめてみました。
 

■子宮外妊娠ってどういう状態?妊娠を継続することはできないの?

 

卵子と精子が出会ってできた受精卵は、子宮内膜に着床するのが
通常の形ですが、何らかの原因で受精卵が子宮内膜以外の場所に
根をはって着床してしまうことを「子宮外妊娠」と言います。

 

子宮外妊娠している状態では、妊娠検査薬をはじめ、
病院での尿検査や血液検査でも妊娠反応が出ます。

しかし、エコー検査をしてみると子宮内に胎嚢
(たいのう:赤ちゃんが入っている袋)が見えないことに気づきます。

 

これは受精卵が子宮内にきちんと着床できておらず、
他の場所に着床してしまっているということを表すものです。

子宮外妊娠のほとんどは卵管に着床するケースが多く、
子宮外妊娠の約98%がこのタイプだと言われています。

 

受精卵は卵管内では育つことができないので、
妊娠8週~妊娠9週目までに卵管流産や
卵管破裂を起こしてしまうことが多いです。

そのため妊娠に気づかず卵管流産や卵管破裂を
してしまう人もいるほど。

 

まれに卵巣や子宮頸管(しきゅうけいかん)、腹腔(ふくくう)内に
着床する事もあります。

これらは全て子宮外妊娠となり、妊娠を継続することはできません。

■検査薬の陽性反応に安心せず、すぐに医療機関の受診を

 

このように、子宮外妊娠であっても、
時期が適切であれば検査薬には反応します。


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かえって反応が薄いということもなく、
はっきりとした陽性反応を表すことも多いです。

 

しかし、はっきり陽性反応が出るということは、
卵管など妊娠には適さない場所でしっかり
成長してしまっているということでもあります。

早めに適切な処置を行わないと、卵管破裂を起こすなど、
大変な状況を招く危険もあるのです。

 

卵管破裂は、激しい痛みがあるだけでなく、
体内で大出血を起こし、命にかかわることもある深刻な事態。

子宮外妊娠自体を防ぐことはできませんが、
検査薬などを上手く使うことで早く妊娠に
気づき医療機関を受診することが大切です。

 

そうすれば、卵管破裂などのリスクを、
できるかぎり回避することができます。

■子宮外妊娠は早期発見が大切

 

子宮外妊娠は、自分では予防することができない未知のトラブルなので、
情報を知り、兆候を早めに感じとることが何より大切です。

兆候に気づいたら医療機関を受診し、
早期発見につながれば、有効な対策になるのです。

 

この記事を読んでくださっている方は、子宮外妊娠は
誰にでも起こりうる状況だと想像できると思いますが、
子宮外妊娠の知識が何もなければ、検査薬で陽性が出たら
「祝・妊娠~」と手放しで喜んでしまうかもしれません。

 

ですから、妊娠検査薬で例え陽性反応が出ても、
まずは医療機関に相談を。

エコー検査を受け、子宮内できちんと胎嚢ができていること
確認できれば、晴れてマタニティ生活のスタートとなります。

 

仮に子宮内でない場所で着床した子宮外妊娠を発見したとしても、
早期発見で卵管破裂を防止することができれば、
次の妊娠への可能性をつなぐことにもなります。

 

つまりそれは、小さな命が精一杯お母さんに知らせようと
してくれた母体の危険サインを、見逃さずにいれたという証にもなるのです。

 

以上より市販の妊娠検査薬で陽性が出ても、ほっと安心するだけでなく、
できるだけ早く産婦人科を受診するのがおすすめです。