妊娠10ヶ月でお腹の張りや痛みを感じると、
「陣痛がきたのでは!?」と思うお母さんが少なくないようです。


ですが、臨月に入ると前駆陣痛も増えるので、
すぐに出産ということではありません。

 


そこで今回は、妊娠10ヶ月で感じるお腹の張りと痛みについて、
まとめておきたいと思います。
 

妊娠10ヶ月で感じるお腹の痛みと張り

 
妊娠36週から39週にあたる妊娠10ヶ月は、出産に備えて赤ちゃんの
頭が骨盤内におさまり、子宮も下がることから、お腹に張りを感じやすくなります。


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さらに出産に備えて、子宮収縮が起こるようになるので、
お腹に張りや痛みを感じる回数が増えてきます。


 

こうした妊娠10ヶ月で感じるお腹の張りや痛みの原因の多くは、前駆陣痛です。


前駆陣痛と本陣痛では、張り方や痛み方が異なります。
 

前駆陣痛とは

 
前駆陣痛とは、出産前に起こる子宮収縮のことで、
時間の間隔は不規則で、痛みの強弱も不安定です。


出産に備えるために、お母さんの身体を徐々に
慣らすために起こるのが前駆陣痛です。


 

前駆陣痛が始まる時期には個人差があり、妊娠9ヶ月のころから
感じるお母さんもいれば、本陣痛直前まで感じなかったというひといます。


前駆陣痛の痛みの感じ方も様々で、胎動を強くしたような痛み、
生理痛のような痛み、お腹をこわしたときのようなシクシクとした
痛みのほか、腰痛を感じることもあります。



 
共通しているのは、お腹の張りや痛みを感じる間隔が不規則なこと、
横になるなど安静にするとおさまることです。


ただし、安静にしてもお腹の張りや痛みがおさまらない、胎動を感じない、
サラサラとした出血があった、痛みが規則的に起こるようになった、
痛みが強くなってきたなどの症状を感じたときには、
すぐに病院に連絡し、指示を仰いでください。

 

本陣痛とは

 
本陣痛は正式には、分娩陣痛をいいます。

子宮が収縮し、お腹の赤ちゃんを押し出すために起こる痛みです。
 

出産するために子宮口が広がりますし、強い収縮が起こるので、
激しい痛みが起こります。


本陣痛は前駆陣痛と違い、お腹の張りや痛みが起こる間隔が規則的です。
 
そしてその間隔は、最初は30本ほどあったのに、
20分、15分、10分と徐々に短くなっていきます。


初産の場合は痛みの間隔が10分になってから、
経産婦の場合は15分になってから、病院に行くのが普通です。


ここで間違えないでほしいのが、陣痛の間隔のはかり方です。


陣痛の間隔は、お腹の張りや痛みを感じたときから、それが
一度おさまって、次の痛みがくるまでの時間をさします。
 

お腹の痛みがなくなってから、次の痛みがくるまでの時間とは
違いますので、はかり間違いのないように気を付けましょう。


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また、お腹の痛みが規則的に起こっているなら、
時間を必ずメモしておきましょう。
 

陣痛ではない理由で痛みが起こることもある

 
妊娠10ヶ月でお腹の張りや痛みを感じる原因は、
前駆陣痛や本陣痛だけではありません。

発生頻度は少ないものの、常位胎盤早期剥離
という病気が原因のこともあります。


これは、通常は分娩後に子宮からはがれるはずの胎盤が、
まだお腹に赤ちゃんがいるうちにはがれてしまう病気です。

 
全妊婦さんの0.3~0.9%に、
常位胎盤早期剥離を起こっているといわれています。


子宮から胎盤がはがれてしまうと、お腹の赤ちゃんへの酸素や
栄養を送ることができなくなり、最悪のケースではお腹の中で中絶もあります。

参照:妊娠8ヶ月のエコーで異常は胎児に障害?

参照:妊娠6ヶ月お腹は急に大きくなる?


 
また、胎盤がはがれた子宮壁から出血し、胎盤後血腫という塊ができ、
お母さんの血液の状態が変わってしまうことで血が固まりにくくなる、
「播種性血管内血液凝固症候群(DIC)」を引き起こすことがあります。


これは、母子の命の危険がある病気なので、激しい痛みや
出血があったら、すぐに病院で診察を受けてください。